診療情報
第1例目の大動脈ステントグラフト治療が無事成功しました
2009年11月26日

先日、当院での第1例目のステントグラフト手術に成功しました。
患者様の許可をいただき、報告させていただきます。

80歳代のお元気な方ですが、これまで何度かお腹の手術を受けられており、再度の開腹手術は危険性が高いと判断されていました。
大動脈瘤破裂を恐れながらも、リスクが高いために踏ん切りがつかなかったようです。

そこで体に対する負担の少ないステントグラフト手術を11月に行い、無事成功しました。
翌日には普通に食事も摂れるようになり、術後8日でお元気に退院されました。

通常の開腹手術の場合、当院では約14日で退院となります。
この方の場合、通常手術であれば、もっと入院が必要であった可能性が高いです。
患者様に笑顔を見せていただいて、私たちも大変嬉しく思いました。

ただし、ステントグラフト手術は使用制限があります。
従来の手術では危険性が高いといわれていた患者様にとっては朗報です。
しかし、施設基準が厳しく、どこでもできる治療法ではありません。
また、施設基準を取得しても、実際には技術的に難しいため、続けていくことが難しい手技です。

この方の笑顔を見て、私たちもお家芸であるカテーテル技術をさらに研鑽を積み、より多くの方に喜んでいただけるよう、さらに頑張ろうと皆で決意を新たにしました。

CT画像
左:治療前、右:治療後のCT画像