診療情報
救急体制への試み、医師お迎え体制の開始について
2009年7月23日
様子

私たちは、岐阜県の心臓・循環器救急体制に対して、全面的にお手伝いをしていきたいと考えています。先月より当院の医師によるお迎え体制を始めました。

現在、どの病院も医師不足の状態です。ましてや夜間は、当直医が1人というところが多いと思います。そんなときに急性大動脈解離などの緊急搬送が必要な患者様が来院されると、救急車での搬送に当直医が同乗すれば自分の病院が当直医のいない状態になってしまうし、かといって重症なら医師が同乗しないでの搬送は極めて危険です。

当院では先月から、当番医がタクシーを利用して先方の病院までお迎えに行き、そちらで用意していただいた救急車に同乗して搬送するシステムを開始しました。
すでに2度の出動を行い、お一人は緊急カテーテル治療を、もうお一人はバイパス手術をお受けになり、お二人とも大変お元気になられました。

このシステムは自分のところで救急車を維持する必要がなく、小回りの利いた良い方法であると考えています。また、色々な人たち(病院、診療所、専門病院、救急隊、行政)が関わって支え合うシステムは、長期的に運営するのに有利であろうと思います。当院の富田伸司心臓血管外科部長のアイデアです。

これをさらに拡大して、岐阜県のどの地域にもヘリを利用してお迎えに行く体制についても、今準備中です。紹介元病院からヘリコプター要請をしていただければ、当院で医師をピックアップしてもらい、お迎えにまいります。

7月16日、心臓血管外科の加藤貴吉医師が当院を代表して防災航空センターに伺い、ドクターヘリの使用方法について具体的な説明を受けてまいりました。
先方の病院から119番でヘリの要請をしていただければ、当院からドクターをピックアップし、要請された病院から患者を搬送してくることができることを再確認しました。