講演会/イベント
第2回岐阜ハートカンファランスが開催されました
2010年2月12日

2月10日(水)、こども循環器クリニック・くの小児科院長 久野保夫先生をお招きし、病診連携の一環として第2回岐阜ハートカンファランスが開催されました。

開催風景

近隣病院や診療所の先生方をはじめとして、当院の医師、看護師、コメディカルも多数参加し、有意義な時間をもつことができました。
当日は、土屋邦彦循環器内科部長が「心房細動のアブレーション」と題して、ミニレクチャーを行いました。

特別講演「小児心電図の基本と小児心疾患について」

開催風景

久野先生は、小児学会専門医であり、多くの小児学会の委員を務めていらっしゃいます。
小児心疾患患者を小児の時期から成人後まで継続して診察された数多くの事例を踏まえ、心電図の3つの基本(不整脈、負荷、虚血性の変化)の中でも、特に重要なのは負荷を中心とした理解であることを、詳細にご説明いただきました。

また、川崎病(多くは4歳以下の乳幼児期に発症する全身の血管炎。原因は不明)の心筋梗塞の経過観察についても次のようにお話いただきました。
「川崎病が1961年に発見されて以来30年が経過し、既に多くの患者が成人に達している。これまでの累計患者数は10万人を超えていると思われ、将来的にも循環器疾患の1つの分野を占める問題と思われる。最近は断層心エコー検査機器や技術が進歩し、ガンマーグロブリン大量療法が普及し、以前よりも的確な検査・治療がなされている。しかし、1970年代までは急性期の検査が不十分であったり、冠動脈障害についての認識が低かったり、その後の経過観察がなされなかったりしたため、多くの問題がある。このような観点から、10年以上経過した川崎病既往児をまとめ、問題提起したい」

久野先生、詳細なご説明ありがとうございました。

ミニレクチャー「心房細動のアブレーション」

開催風景

発作性心房細動は、心電図上で短い連結器の心房性期外収縮により開始します。この心房性期外収縮の約90%は肺動脈由来であることから、左心房と肺静脈を電気的に隔離することで治療が可能となります。治療時間は4時間程度です。

また、慢性、持続性心房細動は、単純な肺静脈隔離だけでなく左心房の異状部位や右心房、上大静脈など、複数個所の焼灼が必要となります。治療時間は6時間程度です。