栄養教室
「腎臓病の食事療法」
2014年10月7日
会場の様子

10月の栄養教室のテーマは、「腎臓病の食事療法」についてお話させて頂きました。

腎臓は、ソラマメの種子の様な形をしており、背中側の腰骨の少し上に左右1個ずつあります。働きとしては、血液をろ過して老廃物を外に追い出してくれたり、血圧と水分の排出量をコントロールしてくれます。その他に、血液を作る指令官の役割や体液量・イオンバランスの調整、強い骨を作る手助けをしてくれます。腎臓の働きが正常であれば、塩分をある程度多く摂っても尿として排出されるので体の水分は一定に保たれますが、生活習慣病(糖尿病や脂質異常症、メタボリックシンドロームなど)や喫煙、運動不足により、腎臓の機能が低下しますと、むくみや高血圧、息切れ、貧血などの症状が出ます。そして将来的には、脳卒中や心筋梗塞などの病気を起こす可能性があります。

腎臓病の食事療法としては、まずは塩分を控えることです。干物や汁物、インスタント食品は塩分が多く含まれています。例えば、魚を食べる時、さんまのみりん干しとさんまの塩焼きの塩分量を比べた場合、みりん干しの方が約1.0~1.5gほど多く含まれています。
麺類の場合では、かけそばとつけそばでは、かけそばの方が2.5~3.0g塩分が多く含まれていますので、調理の工夫が必要となっていきます。

またたんぱく質の多い食品を控えて頂く場合があります。たんぱく質は、魚や肉、卵、大豆・大豆製品などに多く含まれており、ご飯や麺類などの主食になる食品にも含まれています。たんぱく質量を調整したご飯や麺類、パンなどがありますので、上手に利用して頂くといいでしょう。
そして、適正なエネルギーを確保することも大事になっていきます。肥満だからと言って、極端な食事制限はやめましょう。油脂などを上手に使っていくことも重要になっていきます。症状によっては、水分、カリウム、リンを控える場合がありますので、医師や管理栄養士に相談して頂くことをおすすめします。

日増しに秋の深まりを感じる季節となりました。これから朝夕冷えてまいりますので、体にはくれぐれもお気を付け下さい。

今日の試食です♪

会場の様子

試食

料理

鮭とみそマヨ焼き

料理

茄子の揚げ浸し

料理

くりみとさつまいものハニーバター