大動脈外来
はじめに大動脈瘤について|大動脈瘤 Q&A|

Q:高齢なため手術が不可能だと言われましたが、何歳まで手術は可能でしょうか?

A:年齢の上限は設定しておりません。手術を受けられる患者様は30~90歳代と多くの世代にわたります。当然、高齢になれば若年に比べて臓器の機能は低下し、また他の病気をお持ちになることもありますので危険性を熟慮したうえで手術可能かどうかの判断を致しておりますが、当科がもっとも大切に考えておりますのは、ご本人の治療に対する前向きな姿勢やご家族のサポート体制です。当たり前に思われるこの2つが術後の経過に大きく影響を与えます。逆に、若くても手術は不可能と判断する場合もあります。つまり年齢だけでは、手術が可能か不可能かは決められないと考えています。また、ステントグラフトの出現により、より多くの患者様が治療可能な時代となってきています。

Q:症状はないのだけれど、治療が必要なのですか?

A:大部分の方々は症状がないことは確かです。しかし、外来でお話をよくよく伺うとちょっとした違和感をお持ちの方も少なくありません。また、いつ破裂するか分からない動脈瘤を抱えているという不安感が日常生活を妨げている場合もあります。動脈瘤のサイズにもよりますが、そのような不安感は精神衛生上よろしくありません。実際の手術を行う医師から治療時期や方法について、じっくり説明を聞いて頂くことをお勧めいたします。

Q:脳梗塞後で麻痺があるけれど手術はできますか?

A:大動脈瘤の手術を必要とする患者様の多くには糖尿病や動脈硬化などの全身の病気、あるいは脳、心臓、肺、腎臓などの機能障害をお持ちであることがあります。脳梗塞後の運動障害は術後のリハビリを制限するため確かに重大な危険因子となり、程度にもよりますがあまりに重症である場合、手術を御提供して差し上げられないということもあります。しかし、その様な合併疾患をお持ちかたでも、最近の治療の進歩と、御本人および御家族の熱意や御協力、そして我々の経験と献身を持って治療を受けられて元気に退院される患者さまが多くお見えになることも事実です。あきらめずに一度御相談ください。お力になれるかもしれません。

その他、ご質問等ありましたら、岐阜ハートセンター 大動脈外来(058-277-2277)または、tkato@heart-center.or.jp(大動脈外来担当医師 加藤貴吉 直通)までご連絡ください。

Q&A も随時更新してまいります。