大動脈外来
|はじめに|大動脈瘤について大動脈瘤 Q&A

はじめに

近年、生活習慣の欧米化により大動脈疾患(大動脈瘤、大動脈解離)が増加、注目を浴びています。著名人にも大動脈を悪くして手術を受けた方や、亡くなってしまった方が多くみえ皆様の記憶にも新しいかと存じます。一般的に大動脈疾患は無症状で経過し、ある日、突然破裂や解離などいう生命を脅かす緊急事態に至ってしまいます。大動脈疾患に対する治療は、(1) 早期発見、(2) 適切な治療時期の判断、(3) 確実な治療方法、に努めることに他なりません。そこで、当科は豊富な経験を基に一人でも多くの、大動脈疾患でお困りの患者様や大動脈疾患をご診療されている先生方への適切な診療情報や手術加療を含めた最良の治療を御提供するために大動脈外来を開設致しました。
主な内容には、

  1. 動脈瘤と呼ばれるにはまだサイズの小さいもの(動脈瘤予備群)の定期的外来観察をその大きさに応じて CT 検査あるいは超音波検査を用いて行います。動脈瘤サイズの拡大を防ぐ、あるいは遅らすために必要な血圧管理(内服処方)や生活指導を行います。
  2. 動脈瘤のサイズや形状から破裂の危険性を考慮し、適切な手術時期および最良の手術方法の判断を行います。ご本人および御家族へ十分な説明をさせていただきます。
  3. 大動脈瘤手術後の定期的診察および他の動脈瘤の出現がないことを CT 検査にて確認致します。併せて心臓・大動脈の定期検診や動脈硬化の観察を行います。
  4. 他施設にて診察を受けられている患者さまに対するセカンドオピニオン外来を行います。

大動脈疾患の患者様の診療をされていらっしゃる先生方へ

大動脈瘤を持った患者様を診ていらっしゃる先生方に大動脈瘤の専門外来を身近なものとしてご利用頂きたいと考えております。たとえば、

  • エコーやレントゲンで大動脈瘤かもしれないけれど、どうしよう?
  • 患者様に大動脈瘤や大動脈解離の家族歴があるのだけれど、大丈夫かな?
  • 以前から動脈瘤はあるけれどサイズがかわってないから、このままでよいかな?
  • 動脈瘤のある患者様、最近血圧のコントロールが悪いけれどどうしよう?
  • まだサイズは小さいけれど万が一破裂した時、どこを受診してもらったらいいだろうか?
  • 患者様は、今のところ手術希望でないけど、万が一の破裂の時のために一度外科医に診てもらっておいた方がよいかなあ?

など、このようなご質問にも迅速に対応させていただきます。なかには、「紹介状をもって行っていただくほどではないかな」と思われる場合もあるかと存じます。その際は、大動脈外来担当医 加藤貴吉(tkato@heart-center.or.jp)まで簡単な情報や御相談内容をメールしていただけましたら、速やかにお返事申し上げます。なお当然、費用は発生しません。気軽に御相談ください。

お電話での御相談は 058-277-2277 にて大動脈外来受診依頼の旨お伝えください。担当医師が迅速に対応させていただきます。

緊急対応について

大動脈外来日でなくても、心臓血管外科医師、手術室・集中治療室スタッフが24時間体制で大動脈疾患の緊急対応のために待機しております。単科病院の小回りの良さを生かして、ご紹介の受入から、緊急搬送、手術開始までの時間を短くすることで通常は死亡率の高い大動脈瘤破裂や急性大動脈解離に対する緊急手術に於いて高い救命・退院率を達成しております(救命・退院率:急性大動脈解離(Stanford A型)87%、胸部下行大動脈瘤破裂 66%、腹部大動脈瘤破裂 100%, 2011年9月現在)。

お電話 058-277-2277 にて緊急要請の旨お伝えください。ヘリコプターでの搬送も含めて症例に応じた迅速な対応をさせていただきます。

大動脈外来受診を御希望の患者様へ

  • 両親が動脈瘤だったけど、自分は大丈夫だろうか?
  • 私と同じ高血圧だった同級生が動脈瘤の破裂で亡くなってしまったけれど、私は大丈夫かしら?
  • 先生は私の動脈瘤はこのままでも大丈夫っておっしゃるけれど、私、心配だわ。

など、患者様ご自身が大動脈外来の受診を希望される場合は、お電話 058-277-2277 にて大動脈外来受診希望とお伝えください。緊急でなければ、毎週火曜日の 8:30~12:00 の間にて御予約を賜っております。

もしお手持ちの資料などございましたら、併せてお持ち頂くと大変効率よくお話ができます。

大動脈外来担当医

加藤 貴吉

資格:心臓血管外科専門医、外科専門医、循環器専門医、脈管専門医

e-mail:tkato@heart-center.or.jp

医療関係者も患者様およびご家族の方も、お気軽にご連絡ください。